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2006年7月31日 (月)

勝手に宣伝♪

名古屋ご出身で、わたしの勤務校の卒業生でもいらっしゃる作家:辻真先さんのドキュメンタリー番組が放送されるそうです。

8月10日(木)23時~ NHK BS2

  「アニメの時間よ永遠に ~脚本家辻真先1500本のテレビアニメ~ 」

ぜひ、ご覧あれ!  ところで我が家のBSって録画できたっけ?!

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2006年7月29日 (土)

歳を重ねるのも、悪くはないなぁ。

梅雨明けはまだのようですが、いよいよ夏本番! 連日の猛暑。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

週末とはいえ朝寝というわけにもいかず、お弁当を作って子どもを部活に送り出し、ササッと掃除を済ませ、今朝は1時間ほど久々にビデオを見ました。

先日、愛知淑徳大学で開催された女性学・ジェンダー研究所のセミナー、講師:藤森かよこさん、講義題目:「宮崎駿アニメにみる日本のジェンダーの光と闇」の中でふれられた美智子皇后による「子供時代の読書の思い出」(第26回 IBBY ニューデリー大会基調講演)を収録したものです。

以前にも一部は目にし、講演内容はすぐにネットからプリントアウトした記憶があります(あれ、どこに紛れ込んだのだろう?!)。ただあのとき、わたしの印象に強く残ったのは、新美南吉『でんでんむしのかなしみ』でした。

背中にいっぱいの哀しみがつまっていて、もう生きていけないと感じたでんでんむし。けれどそれは自分だけではなかった、他のでんでんむしも同じように哀しみを抱えていることを知って、生きていくことを選ぶ、という短いけれど、深~いお話です。

美智子皇后の講演で初めてこの作品を耳にし、早速立ち読み(ちょっとセコイ)だけれど直接その文章にもふれ、後日こどもと新美南吉記念館にも出かけました。ただし今回かよこさんが講義で取り上げたのは、ヤマトタケルとオトタチバナヒメの物語について、美智子皇后が幼き日に感じたことを語っている箇所です。

  さねさし 相武の小野に 燃ゆる火の 火中(ほなか)に立ちて とひし君はも

(あの相模の野で燃えさかる火の中に立って、私の安否をお尋ね下さった我が君よ)

東征の途上、荒海を鎮めるために自ら進んで海中に身を投じたオトタチバナヒメが詠じたとされる歌です。それはこの少し前、ヤマトタケルとともに枯野で燃えさかる火に囲まれたときのことを思い、最後の別れの時に詠まれたものでした。

いまだ小学生だった美智子皇后は、とても美しいものとしてこの歌を深く記憶に留めるとともに、愛と犠牲というものについて深く考えたといいます。

なんとも早熟というか、自分と較べちゃいけないけれど、精神性の高さに驚き感心してしまいます。かよこさんも講義の中で、この歳(イクツ、かは、うふ♪)になって、漸くその言わんとするところが理解できるようになった、とおっしゃっていましたが。う~ん、ワタシなんぞはまだまだですなぁ。

とはいえ、ここ数年ずっとこだわっている女訓書というジャンルに関して、この愛と犠牲の問題は重要な観点を与えてくれる気がします。美智子皇后も指摘していたとおり、オトタチバナヒメは自らの意志によって入水します。その行為は誰かに強いられたものではありません。

そのいっぽうで、女訓書という女性に向けての教訓書の世界では、オトタチバナヒメ、そして彼女のとった行動が、しばしば取り上げられてきました。そのことの意味は考える必要があります。

このお話が、はるかな時を経てもなお、人の心をうつのだとしたら、それは、無償の愛による行為の、凛とした強さ、優しさ、美しさにあるのではないでしょうか。そしてその強さ、優しさ、美しさを、ことばによって表現し、伝え得たところに、安易な言い方ではあるけれど、「文学の力」を見るならば、いま私が明らかにしたいのは、それを教訓として機能させてしまうことの危うさです。

文学と教育。まだまだ書きたいことはしばらく尽きそうにもありません。

熱田神宮と国道一号線を隔てていまもある、私の幼稚園、その名も白鳥幼稚園を懐かしく思いつつ、歳を重ねるのもそれなりに悪くないなぁと思う、猛暑の午後であります。

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2006年7月15日 (土)

夏の交通安全週間。

7月に入りました。暑いです。とんでもなく暑いです。

名古屋の予想最高気温が35度という昨日の朝、通学路の横断歩道に立ちました。「交通安全」と赤字で書かれた黄色いでっかい旗を持って。いまちょうど、「夏の交通安全週間」だそうです。

春夏秋冬、この1週間は、小学校のPTAと中学校のPTAと町内会の代表と老人会の代表、10名ほどが、旗を片手に7時30分から8時くらいまで、同じ場所に立つのです。昨日はこの横断歩道に面してある信用金庫の行員さんも4名参加してらっしゃいましたから、総勢14名。そこにゆっくりと、「ごぉくろう~さまですぅ~」とマイク片手にスピードを落としたパトカーがやって来ます。

だいたい、一番乗りをして世間話をしているのは町内会か老人会の面々で、PTA関係者はちょいと遅れるのが常。慌てて子供を分団に送り出して駆けつければ、当然そうなります。我が家の場合、中学生の子どもは部活動の朝練習で、すでに6時30分には出かけますから、私はキッカリ7時30分に到着。すぐにまだ人の立っていない角、もちろん日陰を見つけ、そこにササッと場所を取りました。しばらくしてやって来た小学校のPTAと覚しき女性が不審そうにお尋ねになります。

「あの~、こちらの角は違うと思うんですけど? ここは小学校のPTAが立つ場所で、中学校はこの図のA地点、あそこですよ」。

なんとご丁寧でお優しいことでしょう。もう、嬉しくて涙がこぼれますですよ。教えて下さるその指さき、A地点なるところは、あぁ、日除けになるものなどなぁんにもない、一点の曇りもなき炎天下! 立つほどに、ジリジリジリジリ、焦げてゆく~~(涙)。

そりゃ、交通安全指導は大切です。でもね、たった1週間、1年にすれば春夏秋冬4週間、10人を越す人間がドドッと一箇所に立つくらいなら、少人数でも日数を増やした方が良いのではありません?!

第一、中学生なんてこの間に通ったのはわずか2名。ほとんが朝練に間に合うようにと1時間前にお出かけだい! もちろん小学生向けならそれはそれだけど。彼らはちゃあんと大人に挨拶して、テクテク歩いてます。私たちがいようがいまいが、いつも通りの朝です。

大事なのは、やりました、という報告書の提出か? 何はともあれ、焦げ付く夏の朝でした。

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