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2008年2月23日 (土)

最近胸が熱くなった本。

「あなたのかたちでいい。幸せになりなさい。」

RYOJI+砂川秀樹*編『カミングアウト・レターズ 子どもと親、生徒と教師の往復書簡』(2007年、1,700円+税、太郎次郎社エディタス)の帯に書かれたことば。

本書には、カミングアウトをめぐる子と親、生徒と教師の、7組・19通の往復書簡が収められている。かつて、「話すことはやめよう」と思っていた彼/彼女たちが、身近な人たちにゲイ/レズビアンであるとカミングアウトする。

そこに生じる、戸惑い、葛藤。

書簡それ自体は、個別の関係性のなかで書かれたものだが、そこにたしかにある、身近な大人たちの「受け入れたい」との思いは、広く読む者の胸を打つ。

とくに、書簡とは別に設けられた「カミングアウト・ストーリー」に登場する昭和一桁生まれの「厳格な父親」の姿に、胸が熱くなった。

振り返ってみると、これまで接したゲイ/レズビアンの多くが、私に、知的刺激を与えてくれた。私にとっては、ゲイ/レズビアンであるかどうかより、話していて楽しいこと、適度な心的距離感を保てること、美的感覚に優れていること、それらの方がずっと大切。だから、人として好意をもつ場合の方が多かった。

教壇に立つときも、30人を超えるクラスならばひとり以上のゲイ/レズビアンがいるという気持ちで、自分なりにことばを選んで話すようにしてきた(ツモリ)。もちろん、気付かぬうちに傷つけた場合もあるだろうけれど。

ただ、家族の立場で経験する混乱や葛藤には、考えさせられた。後半に収められたゲイ/レズビアンの子をもつ親たちの座談会に付された、「なにがあっても、わが子ですもの」の表題に、とにかく引き受けようと腹をくくった潔い覚悟を思った。

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2008年2月19日 (火)

小旅行。

土・日と、静岡に行ってきました。

私なりのパラダイムチェンジを試みた2日間?!とでも言えばよいのでしょうか。

変わらなきゃ、と思うには、それなりの必然性があるわけですが、0802171_2

そこはそれ、躊躇いやら葛藤やらがあったして、難しいものです。

深呼吸をした視線の先には、富士山が悠然としてありました。

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2008年2月 4日 (月)

「Lunch Break! ~おひるのじかん。~」

mameちゃんの作品を見に、名古屋市民ギャラリー矢田に行ってきました。

mameちゃんは勤務先の卒業生で、現在はプロのマンガ家を目指し、専門学校で勉強中。今回その卒業制作展がひらかれていたわけです。(展示は、ザンネンながら昨日まで)

グラフィックデザイン、イラストレーション、造形アートなどとともに、マンガ科の作品パネルが壁に展示されています。

どれどれ、mameちゃんの作品は・・・・・・・・あっ、ありました!

    Kc8dad2_2          「Lunch Break! ~おひるのじかん。~」

   パネルの横には、「奨励賞」の文字。

   手前の机には、同じ題名の短編が置かれていて、

   作品を読む&見ることもできました。

   受付にいた女性に許可をいただき携帯カメラでパチパチパチ。

帰宅後、ド素人ながら、あれこれ感想を書き送りました。早速mameちゃんからも返信到来。そこで知ったのは、この絵の彩色がPCによるものだということ。

2年前の卒業式の日、mameちゃんはわざわざ私のところに挨拶に来てくれて、描きためた作品の一部を見せてくれましたよね。

今回の卒業展では、手描きだけじゃなくて、PCでもここまで描けるようになりました!というこの2年間の勉強の成果を、はっきりと形で見せてくれたわけです。

嬉しかったぁ~♪

プロへの道は厳しいでしょうけれど、いつかmameちゃんの世界がひとつの作品となって誕生することを、楽しみに待ってます。

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2008年2月 2日 (土)

台湾進出プロジェクト③。

ようやく出来ました。題して『日本語表達力専門塾』!

 Img_2            蔡佩青さんと私たち名古屋大学日本語研究会との共著です。

   総頁数237頁、価格は320元。日本円にして約1,000円。

     今頃はもう、台湾の書店に並んでいるはずです。 

     http://www.jwbooks.com.tw/catalog/product_info.php?cPath=29_42&products_id=377

既刊『日本語表現法』と『日本語表現ノート』(三弥井書店)を再編集して1冊とし、すべてに中国語訳を付けました。

台湾での印刷・出版・販売は、蔡さんが「日本語知恵袋シリーズ」を執筆している衆文図書公司さんにお願いしました。

当初は本書も「知恵袋シリーズ」の1冊となるはずでしたが、衆文図書公司さんのお勧めで、「日本語専門塾」というシリーズを新たに立ち上げることになり、『日本語表達専門塾』に続いて『ふしぎ発見!日本語文法。』(三弥井書店刊)も、この夏刊行の予定です。

蔡さんは、日本の中世文学(主として西行)を研究対象とする大学院生ですが、台湾ではすでに、日本文化紹介書や日本語学習書の執筆も行っています。

蔡さんのホームページ。「櫻井市青町四丁目〔日本留學亂記〕」http://mypaper.pchome.com.tw/news/sakuraisei

さらに最近では翻訳もこなし、同じこの1月には、蔡さんが翻訳を担当した京極夏彦『狂骨の夢』も、台湾で発売されました。http://apexpress.blog66.fc2.com/blog-entry-344.html#more

おそらく今年中にもう一冊、台湾初上陸となる北村薫作品:『スキップ』も発売となるはずです。 

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2008年2月 1日 (金)

「キムチィ~」。

今日は、短期研修で滞在中の学生さんたち向けに日本文化に関する授業をしました。

学生さんたちは、韓国の木浦(もっぽ)大学校で日本語を学んでいる1・2年生です。初級~中級レベルだったので、ゆっくり話せばそれなりに理解してくれます。韓国から留学中の院生も通訳として付いてくれましたが、日本語とハングルとを対照させた資料を準備していたので、ほとんど通訳なしで授業ができました。

最後に学生さんたちと記念写真を撮りました。1コマ話しただけなのに、互いにニコニコしながら一枚の写真に収まるというのは、思えば不思議ではありますが。授業を終えた私に、「ありがとうございました」と元気な声でお礼のことばを口にする彼らに、思わずこちらも笑顔になります。

さて、写真のかけ声は何というのかな、と思っていたら、カメラを構えた留学生が合図を出しました。

「キムチィ~」。

あぁ、そうなんだ!

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