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2008年9月13日 (土)

『私の荏原三中』、そして『アルケミスト』

先々週、ある研修でご一緒した品川区立荏原第三中学校の校長先生から、『私の荏原三中』というご本を頂戴した。

開校60周年を記念して、在校生(中学2年生)110名がグループに分かれ、22名の卒業生にインタビューした内容をまとめたものである。中学校の出版物としては珍しい文庫サイズ、デザインもすっきりしていて、中身がこれまたなかなか面白い。

立花隆さんの『二十歳のころ』にヒントを得た校長先生が、インタビューはマナー教育につながる、との発想で実施された試みとのこと。

たしかに、事前準備もしっかりして、インタビューに臨んでいる生徒の様子が伝わってくる。テープ起こしから原稿作成という根気のいる仕事も、忍耐強くやったのですねぇ。添えられていた校長先生のお手紙にも、「中学生のすごさを実感しました」と書かれてあった。

22人にそれぞれの「人生」あり。

中学生にとっても本当に良い経験になったと思う。私自身も、22名の方々の人生に思いを馳せ、しみじみとしたり、懐かしい気分を味わったり。楽しいひとときであった。

・・・・とまとめたいところだけれど・・・・・・

チョット待て。この喜びを、書かずにいられよか。

ナント卒業生の中に、私の長年にわたる憧れの人、そうです!なかにし礼さんが入っていたのです。もうビックリするやら嬉しいやら。胸キュンでありますよ。heart02

これもたまたま校長先生が、なかにしさんのご本の中で、荏原第三中学校の名を見かけられ、取材をお願いされたとのこと。本当に、よくぞお願いしてくださいました。

何を隠そう、ってゼンゼン隠してないけど、小学校高学年の頃から、「知的な大人の男性」と言われて私が真っ先に思い浮かべるのは、いつもなかにし礼さんだった。マセタガキ、かもしれんが、今回なかにしさんの箇所を読み、幼き日の私の直感はなかなかのものだった、と改めて思ったヨ。但しその後の実生活には、あまり役立ってはおらんが。

中学生によるインタビューの依頼を受けたなかにしさんは、わざわざご自身で帝国ホテルの会議室を予約し、そこに中学生を招いてインタビューに応じ、終了後には、生徒ひとりひとりに、生徒の名をサインした直木賞受賞作『長崎ぶらぶら節』を1冊ずつプレゼントされたって。

もう、めちゃめちゃにカッコイイ、「大人」の振る舞いじゃありませんこと。lovely

当然のことながら、生徒さんたちは大感激。インタビューの中でもなかにしさんは実に真剣で、最後に、ぜひ読んでごらん、と1冊の本を中学生たちに勧めている。それが、パウロ・コエーリョの『アルケミスト 夢を旅した少年』。

そこで早速、30年前に中学生だった私も、『アルケミスト』を読みました。当たり前じゃん。

なかにしさん、中学生にこれを勧めたんだぁ。。。。。。やっぱり、深くて素敵です。

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