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2009年12月30日 (水)

もうすぐ2010年!

年の瀬もとことん押し迫ったにも関わらず、ワタクシ、今日もほぼ一日、PC前で作業中です。仕事があるのは有り難いこと?! ですね。除夜の鐘を聴きながら、粛々と片付けていくことにしましょう。

新年を迎えるにあたり、今年をザックリ振り返って感じるのは、新たに出会った方々の多さです。おそらく、小・中・高・大といった学校生活で、1年生になった時以来のことでしょう。しかもその大半が、学外学内を問わず、これまで出会う機会のなかった分野の研究者だったこと。とくに自然科学系の方々とのふれあいは、私にとって人生初めてのとも言うべき2009年を象徴する出来事でした。

おかげで鈍ったアタマも多少は活性化できたかな? いずれにしても、みなさまに感謝感謝です。

さて、2010年はどんな年になるのでしょうか。ぜひ、心穏やかに、新しい年をお迎えください。

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2009年12月19日 (土)

あちこち出張、そしてお墓参り。

11月末から先週まで、あちこち出張しておりました。男女共同参画に関わるシンポジウムへの参加、他大学との情報交換が主でしたが、合間を縫って数ヶ所お墓参りをしてきました。

お墓参り? いったい誰の?

実は、前のブログにも書いた『文部科学教育通信』「女性研究者をいかす」の連載中に、担当編集者さんが私のこのHPを見てくださって、専門(女訓書・女性教育史)をふまえ、現代の男女共同参画に関して連載される意思はありませんか?と声を掛けてくださったのです。

何ともありがたいご提案。ただ、さすがに中世から即現代では難しいので、このところ少しずつ書き始めている明治期の女性教育と絡ませるというのでどうですか?と伺ったところ、それで結構です、というお返事をいただき、喜んでお引き受けすることにしました。

題して・・・・・

“知”の継承から考える明治期の女性教育 ― 先駆者の気概に学ぶ ―

取り上げる女性たちそれぞれについては、関連書もあり、決して無名というわけではありません。けれど現代においては、その存在がどちらかと言えば忘れ去られがちな女性たちです。共通しているのは、漢文の素養があるということ。ふたりの例外はあるものの、幕末から明治に生きた武家出身の娘たちだということです。

連載は隔週で12回(半年)と伺ったものの、開始はしばらく先のことだろうと思っていたら、初回入稿は1月4日!つまり、2010年の年明けとともに始まるとのこと。そこで慌てて、「書かせていただきます」のご挨拶を兼ねて、お墓めぐりとなったわけです。

12月に入って訪れた3ヶ所に共通していたのは、親切にしてくださる年配の女性に出会えたことです。差し障りがあるので、具体的な場所は控えますが、たとえばこんなことがありました。

☆☆さんのお墓があるはずの○○寺は、四国の△△駅から徒歩10分程のところ。途中に市立図書館もあります。駅に降り立ち腹ごしらえをした後、お寺に向かいました。ところが住職は、別なお寺と兼務らしく、お宅は通常留守。ご近所の方が連絡先を教えてくださって電話をしたら、☆☆さんのことは知らないと。

えっ?! それはあんまりでしょ!! 道沿いに点在しているお墓も、それほど多いわけではありません。そこでひとつひとつ、探して回りました。

しばらくして、以前グーグルで見つけた☆☆さんの石の標柱を探し当て、写真に収めて図書館に行きました。地元でしか手に入らない資料があるのではないかと関連書を見ていたら、その標柱から数メートルのところにお墓があると書かれてあるではありませんか。

そこで慌てて戻って、再度探したら、異なる姓のお墓がありました。姓が異なるのは、彼女がその氏(うじ)に連なるからで、当然と言えば当然なのですが、通常の姓を記した標柱に気を取られ、しかも明治のお墓ということで文字がやや見辛く、最初に探したときには気付かなかったのでした。

お墓に水を掛け、お参りをし、写真を撮っていると、近所にお住まいの年配の女性に、「歴史探訪ですか?」と声を掛けられました。「ハイ、☆☆さんの・・・」と応えたところ、この方は(住職さんと違って)来歴をご存じだったので、しばしお話を伺いました。

墓前には、ちょっとしおれてはいましたが、お花が供えてあったので、「どなたが供えられたのでしょう?」と尋ねたら、その方が、「わたし。お花がある時だけだけれど」と。

☆☆さんは、攘夷の思いが強く、天下国家を論じ、政治的発言をしたことで、結果的には明治政府に疎まれ、流れ流れてこの△△で亡くなりました。時に47歳。

生まれ育った京都を離れざるを得ず、この地で最期を迎えた彼女の思いは分かりませんが、図書館を出て、再度お墓探しに向かうまで、私は何だかとても悲しい気持ちでした。けれど実際のお墓には、とても穏やかな雰囲気が漂っていました。そして、いまもお花を供えてくださる心優しき女性に出会い、少なくとも私の胸には暖かいものが流れました。

他の2ヶ所で言葉を交わした年配の女性たちも、みなさん穏やかで、そうした方々に接することができたのも、お墓めぐりのおかげだと感じています。

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